サイトについて
私は都下の総合病院に勤務する看護師です。入職して25年ですから、人からはベテランと見られている(と思います)看護師です。若い頃は、上司にあたる医師や先輩看護師とのつきあい方に悩み、結婚後、出産を機に休職をして、復職の機会に転職をした経験があります。今は若手看護師の指導をする立場ですが、自分自身の経験がありますからできるだけ上手く付き合っていけるように努力をしています。これは一般の会社でも同じことですから、一般の会社でもある上司と部下のつきあい方という形態で紹介サイトを作りました。
部下とコミュニケーションを取って、良好な人間関係が築ければ、仕事も円滑に進んで行きますが、それだけでは部下の成長を引き出せません。部下を育てるには、さらにテクニックが必要です。
部下に嫌われたくない、良好な関係なままでいたい、ミスを指摘すると泣きだすから、などの理由から、部下の失敗を怒ったり注意したりすることを躊躇う上司が増えているようです。しかし、「言わない優しさ」は、部下を育てることに繋がりません。部下の成長を願うなら、やはりあえて苦言を呈する必要があります。このとき、どのように相手に伝えるのか、それが気になるところでしょう。はっきりと伝えると泣きだしたり、相手の反発を生んだりと、別の問題が発生してしまうこともありますね。そのため叱責や注意などは、言葉や言い方を選びながら注意深く行うことが重要です。とくに部下が女性である場合は、慎重に行わなければいけません。ではどのように相手に伝えるといいのでしょうか?
部下によっては、いくつかの成功によって天狗になってしまい、浮足立ってしまうことがあります。そんなとき、あえて一度「落とす」ことが必要な場合があります。
意識して部下の話をしっかりと聞くようにすることが大事です。部下の意見を尊重しつつ、実行のサポートに回るように心がけましょう。
引用:人材育成コラム
ダメな部分をはっきり伝えることにより仕事への注意を促します。このとき、「あれもダメ、これもダメ」と落とし続けると、部下はやる気をなくしてしまうことがあります。それを防ぐためにも、「落とした後は、上げる!」ことを心がけましょう。これが、部下とのコミュニケーションの基本となります。
大切なのは、優しい口調や言葉の選び方ではなく、伝える「順番」なのです。
例えば……、大きな商談をまとめた部下が、そのことに浮足立ち、得意先が困っているにも関わらず、更に商談を持ちかけている場合など、上司として「得意先が困っているにもかかわらず、無理に商談をまとめようとするものではない、営業マンとしては二流だ」と注意をします。これは、部下を「落とした」ことになります。このとき、部下は大きなショックを受けます。その後、「落とした」ままにせず、「営業としての情熱は伝わっている。次もいい結果を期待している」と評価することによって「上げる」ことが重要なポイントです。このように「落として、上げる」の順番で部下に伝えることによって、部下は「期待されている」という良い印象を持って次のステップに進むことができます。部下を育てる上で、とても効果的といえるでしょう。ぜひ、「落としてから上げる」の順番を心がけて、部下と接してみてください。