女性の部下には手取り足取りチェックで目配り

サイトについて

私は都下の総合病院に勤務する看護師です。入職して25年ですから、人からはベテランと見られている(と思います)看護師です。若い頃は、上司にあたる医師や先輩看護師とのつきあい方に悩み、結婚後、出産を機に休職をして、復職の機会に転職をした経験があります。今は若手看護師の指導をする立場ですが、自分自身の経験がありますからできるだけ上手く付き合っていけるように努力をしています。これは一般の会社でも同じことですから、一般の会社でもある上司と部下のつきあい方という形態で紹介サイトを作りました。

チャンスを与えつつサポートも

チャンスを与えつつサポートも

上司が若い部下に期待することは成長して一人前の仕事をしてくれることです。部下自身も成長を望んでいます。そんな部下の成長を助けるのが上司の最も大切な仕事なのです。

自分を成長させてくれること!

あるアンケートで「自分にとって理想の上司とは?」と聞いたところ、
1位「自分を成長させ、導いてくれる」42.7%
2位「仕事ができ、高いプロ意識が感じられる」27.8%
3位「リーダーシップがあり、組織を引っ張っていく」21.7%
といった結果が得られました。
この「成長」は、内面的なものでなく、「大型契約を取った」などの、他者から見える成果の意味合いが濃いようです。しかし、若い部下にいきなり「大型案件」を任せるようなことはできません。そこで、仕事の「任せ方」を工夫し、部下たちに成長の手ごたえを感じさせてあげましょう。

理想は手取り足取り「チェック型」!

若い部下に新しい仕事を任せるとき、「手取り足取り」は基本です。でも、なんでもかんでも報告させたり、口出しばかりするような「監視型」の手取り足取りはいけません。これでは、若い部下が成長の手ごたえを感じることができないからです。だからといって、一度やり方を教えてから放りっぱなしにしてしまう「放任型」でもいけません。若い部下に成長の実感を与えてあげられるのは「チェック型」の手取り足取りでしょう。
チェック型とは、若い部下に仕事を任せるときに、その仕事が「何のために必要」で、「成長にどうつながるのか」を説明し、一通りの仕事の進め方を話します。そして数日たったところでチェックを入れます。実際に仕事がどの程度進んでいるのかを上司の目で確認し、具体的に問題点を指摘して解消につなげます。さらに数日後、「わからないところはないか?」と口頭でも確認します。こうすることで、部下は「上司にきちんとフォローしてもらい、仕事が分かるようになった」とプラスに受け取り、上司への信頼も増し自分から働きかけるようになります。

部下への目配りは上司自身のためでもある!

部下への目配りを大切にすると、部下との間に信頼関係を築くことができ、部下は上司の発言に好意的な受け取り方をするようになります。コミュニケーションがスムーズになれば、全体的な仕事の能率アップにもつながり、会社のため、上司自身のためにもなるのです。そのため日頃から、部下にはある程度仕事を任せつつ、チェックを入れるようにすると部下がどの程度の成長をしているかも分かり、徐々に大きな仕事を任せることもできるようになります。ちょっとの目配りを大切にしましょう。