サイトについて
私は都下の総合病院に勤務する看護師です。入職して25年ですから、人からはベテランと見られている(と思います)看護師です。若い頃は、上司にあたる医師や先輩看護師とのつきあい方に悩み、結婚後、出産を機に休職をして、復職の機会に転職をした経験があります。今は若手看護師の指導をする立場ですが、自分自身の経験がありますからできるだけ上手く付き合っていけるように努力をしています。これは一般の会社でも同じことですから、一般の会社でもある上司と部下のつきあい方という形態で紹介サイトを作りました。
女性社員は人間関係にとても敏感で、些細なことに気がつきます。これは、仕事上の人間関係においてメリットであり、デメリットでもあるのです。女性社員は常に「自分はきちんとやれているだろうか?」「会社や上司、同僚たちから、必要とされているだろうか?」といったようなことを気にしています。そういった女性社員のメッセージを細かに気付き、「あなたはこの職場に必要な存在だ」「少しの失敗くらいで見捨てることはないよ」といったことを相手に伝えなければいけません。
直接、言葉で伝える方法もありますが、日々の仕事の中でも、帰り際などに「お疲れ様」「いつもありがとう」「明日も頑張ろう」と一言声を掛けることで伝えるのも有効です。上司から声をかけられることで、女性社員は自分の存在を認められたと感じることができるのです。女性社員とのコミュニケーションに戸惑いを感じている人は、こういった朝や帰りの挨拶、声掛けなどから始めるといいでしょう。このとき、どんなに急いでいたり、疲れていたとしても、仏頂面のまま会釈するのではなく、ひと声かけながら笑顔で伝えるようにしましょう。女性社員は、相手の少しの変化も見逃しませんから、せっかく挨拶していても、表情に現れていなければ、それを敏感に察知して、悪い方に受け取ってしまう恐れがあるからです。
この他に、女性社員とのコミュニケーションに有効な方法としては、残業が続いているときの差し入れや、出張時などのお土産といった、些細な気遣いでしょう。この差し入れや土産などは、高価な物や、流行の物を買う必要はありません。確かに女性は流行に敏感で、話題のスイーツなどが大好きです。もちろん、こういったものを調べて差し入れするのは女性社員に喜ばれるでしょう。しかし、女性社員たちが差し入れを貰ったときに感じるのは「気遣い」や「思いやり」です。自分たちのために買ってきてくれた、差し入れをしてくれた。その気持ちを、女性たちは受け取るのです。
センスに自信がない場合は、無理をせずオーソドックスな定番の土産や差し入れが確実でしょう。こうした気配りなどを積み重ねることで、職場には「信頼感」が生まれ、女性社員たちが安心して働ける環境が整っていくのです。これからのマネジメントを考えたとき、女性部下を持つ上司たちは、理屈を考える論理的な思考よりも、人に対する思いやりや感受性が必要となるでしょう。